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仕事を飛ぶとどうなる?正社員をバックレた経験者がその後のリスクやデメリットを語る

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会社に行くのが嫌で嫌で仕方がない。
通勤電車に乗っていると途中で降りたくなる。
正社員だけど仕事をバックレてしまいたい。

そんな方に向けた記事です。

こんにちは、おるんです。20代で7社を経験した元ジョブホッパーです。現在はインハウスWebマーケターとして働いています。

私は、20代で経験した7社のうち2社で仕事を飛んだ(バックレ退職)経験があります(どちらも正社員)。上司として部下にバックレられた経験もありますので、両方の立場を知っているという稀有な存在でもあります。

今回はその経験から、仕事をバックレる場合のリスクやデメリット、バックレたその後について書いていきます。

結論から先に書いておくと、今仕事に行くのが嫌で嫌で仕方ないなら、バックレ退職はありだと思います。ただし、やり方を間違うと取り返しのつかないことになるので、実行する前によく考えましょう。

経験から学んだことや反省したことを書いていくので、今まさに困っている方の参考になれば嬉しいです。

バックレた会社とは別ですが、ブラック企業についての記事も書いています。以下も参考にされてください。

【バナナは残業代に含まれません】私が体験したブラック企業あるある

転職に失敗して辛いという人には、以下記事もおすすめです。

転職失敗して人生どん底のあなたが元気になるための記事

「バックレなんてありえない」という正論を振りかざす人もいますが、あなたの痛みはあなただけのものです。心のままに行動しましょう。

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仕事をバックレても大丈夫か

仕事をバックレること自体は違法行為ではありません。労働者には退職の自由があります。

基本的に、正社員の場合はいつでも退職を申し出ることができます。退職の意思表示から2週間後に労働契約の解除が可能です。その2週間は会社に行かなければいけないのかというとそうではなく、欠勤や有給休暇をとるなどして休んでしまえば問題ありません。

契約社員は「やむを得ない事情」があれば契約満了前に退職を申し出ることができますが、会社側から損害賠償を請求されるリスクもありますので注意が必要です。不安な場合には退職代行を利用するなどプロに任せるのが良いでしょう。

バックレる場合、何も言わずにいなくなると懲戒解雇とされるリスクはありますので、退職の意思表示はしておきましょう(「退職の意思表示」がなければ会社側も一方的に労働契約を打ち切ることができないので、賞罰などの規則に基づいて手続きをせざるを得なくなります)。

バックレても仕方ない場合はあります

「ブラック企業にいる」「人間関係がうまくいっておらず、会社に行くのが辛い」といった場合には、あなた自身が壊れる前に仕事を辞めるべきです。

また、どこからが「バックレても仕方がないレベル」かどうかは個人の感覚やその時の状況によります。「こんなことで辞めても良いのだろうか?」などと悩む必要はありません。私の場合「仕事が難しすぎる、向いていない」という理由で会社に行けなくなったこともありました。誰もが会社に多かれ少なかれ不満を持っているとは思います。その不満が度を越していると感じるなら会社側に原因があるはずです。

仕事を飛んでしまいたいくらい辛いというのは、あなたの素直な感情です。自分に嘘をついてストレスを溜めるくらいなら、今すぐ会社を辞めましょう。人生の貴重な時間を、辛いことに費やす必要はありません。

「迷惑をかけるんじゃないか?」とか「周りにネガティブな影響を与えるかも?」などと他人のことばかり考えず、自分の心配をしましょう。今うまくいっていなかったとしても、必ず立て直せるチャンスは来ます。最終的に人生がうまくいっていれば良いのです。

私が仕事をバックレた理由

最初に書いた通り、私もバックレ退職経験者です。ここでは私がなぜ仕事をバックレたのかを書きます。

仕事が向いていない

1社目でのバックレ理由は、壊滅的に「その仕事に向いていない」と感じたことが大きな理由です。

その時の職業は、業界新聞の記者職でした。業界紙というのは特定の業界に特化したメディアです。私は「文章を書くのが好き」という理由だけで入社しており、その業界に興味があったわけではありませんでした。段々と取材に行くのも記事を書くのも苦痛になり、会社に行くこと自体が辛くなっていきました。

取材に行かなくても記事を書かなくても、締め切りだけはやってきます。それでも私は記事を書くことができなくなっていました。

そして、ついにプレッシャーに負けて会社に行けなくなってしまったのです。

はじめは「体調不良」ということで休ませてもらいました。ですが、翌日になり会社に行こうとすると動悸が激しくなり吐き気を催すようになってしまったのです。

このまま会社を続けるのは難しいと考えた私は、郵送で退職届を会社に送り、そのまま一度も出社せずに退職したのです。

仕事が難しすぎる

2社目も1社目と似ているのですが、「仕事が難しすぎてついていけない」というのが大きな理由です。

働いていたのは、ネットでBtoCのサービスを展開する事業会社でした。職種はマーケターです。

広告会社から日々提案される広告の費用対効果をシミュレーションし、効果が見込めるかどうか判断した上で上司に承認をもらうという毎日。広告を配信したあとは、Excelでデータ集計し効果を検証する。そんな「判断」「稟議」「集計」の毎日。

Excelもまともに使えなかった私は、業務のスピードについていけず、段々と仕事に行くのが辛くなっていきました。夜も眠れなくなり、仕事に行く前に吐いてしまうことも数回ありました。

ある朝、午後に予定されていたミーティングの資料に全く手を付けられておらず、絶望的な気持ちになっていました。「今逃げれば楽になれるのかも」、一瞬よぎったそんな気持ちが段々と膨らみ、気づいたら会社を後にしていました。

こちらの場合は、人事部経由で「体調不良で休む」と部署に伝えてもらいました。そのまま2〜3日休み、改めて人事部に「仕事復帰は難しい」と伝え、退職届を出しました。

その時の顛末について詳しくは以下記事をご覧ください。

仕事を飛んで感じたメリット

仕事をバックレて私が感じたメリットは以下の通りです。

  • もう会社に行かなくて良いという開放感
  • 面倒な引き継ぎをしなくて良い
  • すぐに次に気持ちを切り替えられる

無責任だと言われればそれまでですが、仕事から開放される感覚は何事にも変え難いものでした。精神の安定を手に入れるというのは非常に大きなメリットです。

仕事を飛ぶ場合のリスクとデメリット

当然ながら、バックレ退職する本人にもリスクやデメリットがあります。どういったことが起こるのかを踏まえておき、余計なトラブルを起こして不利にならないよう対策を練りましょう。

懲戒解雇になる可能性

多くの企業では、無断欠勤を続けた場合の罰則規定が就業規則に定められています。一回程度であれば問題ないですが、連続して欠勤した場合には懲戒解雇になる可能性もあります。懲戒解雇となった場合には、退職金を受け取れないなどのリスクがあります。

また、無断欠勤をした場合、「事故にあったのではないか」「急病で倒れているのではないか」と上司や同僚が心配します。連絡がつかない場合には、家族や警察などに問い合わせる可能性もあり大ごとになります。

会社を休む場合には、できる限りあらかじめ連絡をするようにしましょう。

再就職の場合に不利になる

バックレ退職をすると、次に就職活動をするときに不利になる場合があります。

前職をバックレ退職したことは、通常こちらから言わない限りは転職先には伝わりません。しかし、前職を調査したり、前職の上司に推薦状を書かせたりする企業もあります(私も退職した部下の推薦状を書いたことがあります)。そうした企業に就職する場合には、バックレ退職をしたことが不利に働く可能性があるでしょう。

私の場合は、就職活動の際に「バックレ退職をした」とわざわざ伝えてはいませんが、履歴書にはこれまでの経歴を全て書き、聞かれればなぜ辞めたのかを説明しています(「残業し過ぎでドクターストップが出た」などと表現の仕方は工夫しています)。

逃げ癖が付きジョブホッパー体質になる

一度バックレ退職を経験すると、自分の中に「いざとなればバックレればいい」という選択肢が生まれてしまいます。これは私も実感としてあります。

これが逃げ癖となり、仕事が合わないと感じるとすぐに転職を繰り返す「ジョブホッパー」体質となります。

私自身、最初にバックレ退職をした後、会社を辞めることに対して抵抗感が薄れたのを感じました。実際、2回目のバックレ転職は、それほど抵抗なくできてしまったのを覚えています。さらに、その後は1〜2年間隔で転職を繰り返すことになります。

企業の採用を担当する人には、これをマイナスと捉える人は非常に多いので、ずっと会社員を続けていこうと考えている人にはデメリットとなります。

企業によっては「転職経験は2回まで」などと足切りルールを設けているところもあるので、就職活動の書類選考通過率が急激に下がります。明確なキャリアプランがあるなら、辞めずに済む方法を探してみるのが良いかもしれません。

バックレられた側の上司や同僚はどう思っている?

バックレ退職をした社員のことを、上司や同僚がどう思っているかということも気になると思います。

私はバックレ退職経験者ですが、自分が上司になった際に部下の無断欠勤に数回遭遇したことがあります。この時に「バックレられる側」の気持ちも体感しました。

バックレられた上司や同僚が本人に対してどう思っているかというと、単純に「心配」です。

「急病で倒れていたらどうしよう」「通勤途中で事故にあったりしていないよね」など、正直気が気ではありません。

本人に何度も電話をかけましたし、それでも繋がらない時には実家に電話したこともあります。無断欠勤した社員が本当に自宅で倒れていた例もあるので、周りは心配でしょうがないです。

「仕事にどうしても行きたくない」という気持ちは良くわかりますが、「体調不良で休みます」など一報入れておくと同僚としてはありがたいはずです。

おるん
おるん

周りは本人の苦悩など知らず、無邪気に心配するものです。

正しく仕事を飛ぶ流れ【手順を解説】

やむをえず仕事をバックレる場合には、自分の不利益にならないよう振る舞うのが大切です。しっかり手順を踏むことで、スムーズに退職できます。無断欠勤をすると、心配した上司や同僚からの電話が鳴り止まなくなります。場合によっては家に来てしまうかもしれません。それは絶対に避けたいことだと思います。

1.欠勤連絡をして会社を休む

まずは会社に「休む」と伝えましょう。

上司に言えなければ、同僚や総務などに連絡しても構いません。メールやチャットツールで伝えるのもありでしょう。

会社により指定のテンプレがあるかもしれませんが、ない場合には以下のようなメールを送ると良いでしょう。

件名:体調不良による欠勤のご連絡
本文:
〇〇さん
お疲れ様です。〇〇です。
本日体調不良のためお休みをいただけますでしょうか。
ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。
本日は様子を見ますが、長引くようであれば明日病院で診察を受けようと思います。
よろしくお願い申し上げます。

後の章でも解説しますが、休職などバックレ以外の選択肢もあるかもしれません。冷静に立ち止まって考えるためにも、まずは休みを取りましょう。

2.退職届を書く(退職願はNG)

休暇を申し出て気持ちが落ち着いたら、退職届を書きましょう。この時に注意するのは、退職願ではなく退職届を出すということです。退職願の場合、「お伺いを立てる」という意味で解釈され却下されてしまう可能性もあります。

「退職します」という、より強い意味合いを持つ退職届を出しましょう。

3.退職届を郵送する

バックレ退職するくらいなので、絶対に会社に行きたくないとは思います。直接提出しなければならないものではありませんので、郵送すれば問題ありません。郵送する際には「内容証明郵便」を利用しましょう。内容証明郵便というのは、「誰が、誰に対して、どんな郵便物を送ったのか」ということを証明してくれる送付方法です。

「退職届を送った」という事実が「退職の意思表示」になりますので、内容証明を使いましょう。

4.貸与物や保険証を返却する

会社から借りていたPCや制服、社員証などは必ず返却しましょう。機密情報などが含まれるものになりますので、返さずにいると後々問題が大きくなります。

こちらも直接届ける必要はありません。小包は内容証明として送ることはできないので、別途ゆうパックや宅配便などで送りましょう。

5.メールで退職意向&追加の欠勤連絡(できればでOK)

退職届を送ったら、退職意向と追加の欠勤連絡をメールしておきましょう。

退職届を送った時点で退職の意思表示はできていますが、電話や家庭訪問を避けるためのダメ押しです。

以下のような文章を送ると良いでしょう。

件名:退職についてのご連絡

本文:

〇〇さん

お疲れ様です。〇〇です。

急なご連絡で誠に恐縮ですが、退職させていただきたく存じます。

本来であれば直接お伝えすべきところですが、体調不良のため難しくメールでのご連絡をお許しください。

昨日退職届を郵送しましたのでご査収くださいませ。

突然の連絡となりご迷惑をおかけいたします。これまで大変お世話になりました。

退職日までは有給休暇を取得させていただきます。

体調が悪化しますので、お電話等はご遠慮いただけますとありがたいです。

よろしくお願い申し上げます。

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バックレ退職したその後どうなったか

私は2回のバックレ退職をしています。それぞれ、その後どうなったのかについても簡単に書いておきます。

1社目:失業給付はもらえずアルバイト

1社目を辞めた時、雇用保険の被保険者期間が足りず、失業給付を受けることができませんでした。

彼女と二人暮らしで生活を支えなければならないため、日銭を稼ぐためにホテルや工事現場などでアルバイトを始めました。シフトが不定期なため手取り額が減り、生活はかなり困窮しました。

ここで救われたのは、当時住んでいた区の家賃補助制度でした。広報誌に載っていたのをたまたま見つけ、条件を満たしていたため給付を受けられました。

そのまま給付を受けながら3ヶ月ほど就職活動を続け、やっとのことで中堅の広告代理店に入社が決まったのでした(ちなみに、その会社もかなりのブラック企業でしたが…)。

就職が決まるまでの間はさまざまなアルバイトで食いつなぎました。とりあえず必要になると思うので、以下のような即日働けるようなアルバイトサイトに登録しておくのがおすすめです。

すぐに働けるアルバイト
プチジョブ

面接なしで最短その日から仕事を始められるアルバイトマッチングサービスです。1日2時間からOKの仕事も多数あるので、隙間時間にアルバイトをできます。バイト代が即日支給されるのも助かります。

プチジョブ を使ってみる

※会員登録後に求人案件が見られるようになります。

マッハバイト

その名の通り、「マッハでアルバイトが見つかる」がコンセプトのアルバイト情報サイトです。採用されると最大1万円(最低でも5,000円)のお祝い金がもらえるので、金欠の時にはありがたいですね。

マッハバイトを使ってみる

※会員登録なしで求人を見ることができます。

デイワークス

デイワークスは、隙間時間でできるアルバイトを探せるアプリです。1日のみの単発求人や週1のみの短期求人もあるので、一時的にアルバイトがしたい時に便利に使えます。

スキマ時間でアルバイト探すなら「デイワークス」

※アプリのインストール画面が開きます。

失敗続きの就職活動

実は、その会社に決まるまでの間にも、声優プロダクションのマネージャー職として採用されました。ただ、労働環境がブラック過ぎたため、こちらも2週間で退職してしまいました…(別の機会に記事化します)。後で触れますが、一度早期退職をすると本当に辞め癖がつきます。

2社目:失業給付を受けながら就職活動

2社目は、バックレ1社目の後に就職した広告代理店の次に入った会社です。→参考:こんな転職はやめとけ|私が3ヵ月で辞めた理由【Webマーケティング転職失敗談】

前回とは異なり、雇用保険の被保険者期間が十分にあったため、失業給付を受けることができました。

こちらは自己都合退職ではありましたが、残業の多い職場だったため会社都合退職の扱いとなり、給付制限期間を設けずに即日給付を受けることが叶いました。

自己都合退職の場合は通常3ヶ月間の給付制限期間がありますが、特定受給資格者と認定されると制限期間なしで給付を受けられます。私の場合は以下が当てはまりました。

離職の直前6か月間のうちに[1]いずれか連続する3か月で45時間(中略)を超える時間外労働が行われたため離職した者。

特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要 – ハローワーク

失業給付を受けるには離職票が必要です。会社が発行してくれない場合には、ハローワークで「紛失した」と言えば再発行してもらえます。

また、その直前の広告代理店の勤務環境がかなりブラック体質だったため、弁護士に相談し未払い残業代の請求をしており、そのお金も入ってきたので、生活に困窮するようなことはありませんでした。未払い残業代請求の話はまたの機会に書きます。

おるん
おるん

こうして書くと、ブラック企業ばかりで働いていますね…。

バックレ退職のさらにその後(現在)

バックレ退職を推奨するような事ばかり書いてきた私ですが、現在はというとそれなりに大きな会社でWebマーケター兼管理職をしています。

2回目のバックレ退職の後、社内ニートを1年間経験したのちに今の職場に転職しました(参考:社内ニートがIT業界に転職して年収を2倍にした話)。

会社が嫌で嫌で仕方がなかった頃が嘘のように、楽しく仕事に打ち込めています。「辞めてやる」と思うことも多々ありますが(笑)。

今がどんなに辛くても、必ず明るい未来が待っていると思います。今うまくいっていないのは、あなた自身が悪いのではなく、置かれた環境が合っていないだけです。どうしてもうまくいく見込みがないのなら、思い切って環境を変えてみましょう。

30代でバックレるのはあり?

仕事を飛ぶのに年齢は関係ありません。「30代にもなって」など気にすることが、かえって心の健康を害することにもなりかねません。良い悪いの問題ではなく、仕方ない場合はあります。

私の部下にも30代でバックレ退職に近い辞め方をした方がいます。ある日「仕事へのプレッシャーから会社に行けなくなってしまった」と連絡をもらい面談。休職の末結局退職してしまいました(実家のある地方に戻って行きました)。

私自身、30代になってから未経験の職種に転職し今に至ります。以下の記事も参考にされてください。

30代未経験でWebマーケティングに挑戦【転職経験から語る】

バックレ退職Tips

ここでは、会社を飛ぶ時に知っておきたいTipsをご紹介します。

安全に辞めるなら退職代行を使おう

バックレたい時、お金に余裕があるなら退職代行を使うのも一つの方法です。弁護士や労働組合が運営しているサービスを利用すれば、企業を相手に戦う場合にも安心です。

会社と一切コンタクトを取らずに辞められるので、余計な心労がかかりません。退職日の調整に始まり、有給休暇の消化や未払いの給料、退職金についても交渉してもらえます。費用はかかりますが、会社からお金が増えるので総合的には得をするパターンが多いです。

退職代行についても記事を書いていますので参考になさってください。

退職代行サービスとは?利用シーンや注意点について解説

退職代行サービスを使うのは抵抗があるという方は以下をご覧ください。

退職代行を使うのはクズでも卑怯でもない理由【当然の権利です】

普段から転職活動はしておこう

仕事が嫌で嫌で仕方がないけれど、退職するのを踏みとどまっている方も多いと思います。そんな方は、今からでも転職活動をしておきましょう。たとえバックレ退職しないにしても、どんなことが起こるかわかりません。不測の事態に対する準備としての転職活動はとても有効です。

転職活動では、エージェントを使う方法がおすすめです。転職サイトとは異なりキャリアアドバイザーの担当者がつくので、自分自身の価値を再確認させてもらえる良い機会になります。

また、仕事を辞めた場合の自己PRの方法などを一緒に考えてもらったり、転職活動のアドバイスをもらえるなどのメリットもあります。特に仕事で自己肯定感が下がりがちな方にはおすすめです。

無料で利用できるので、登録だけでもしておきましょう。相性もあるので、複数社登録してみるのが良いでしょう。

転職が多すぎて履歴書の書き方に不安がある方は、以下記事で詳しく解説しているのでご覧ください。

参考:転職回数が多い人の履歴書・職務経歴書の書き方【7回転職&採用経験者が教えます】

バックレ癖がある人は副業をしておこう

過去に仕事をすぐに辞めてしまったことがある人は、生活防衛のために副業をしておきましょう。

給料以外の収入源があることは、気持ちの安定につながります。スキルが上がることで、本業にも前向きに取り組めるという良い影響もあります。

副業は就業規則で禁止されているという方もいると思いますが、就業規則は会社の中だけで通用するローカルルールです。副業をすること自体は法律違反でもなんでもありません。また、会社に副業がバレるというリスクも非常に小さいです。私自身、前々職からブログ運営やECサイト運営の副業をしていますが、会社にバレたことは一度もありません。

バックレ退職をしないためにできること

今後バックレ退職を含む早期離職を防ぐために、自分自身でできる対策もあります。私自身が早期離職を繰り返してきて「こんな選択をすれば防げた」と学んだ対処法を紹介します。

部署異動を検討してもらう

叶うことなら、会社を辞めずに異動させてもらうのがベストでしょう。同じ会社でも、部署によって仕事も同僚も違うので、気持ちは落ち着くかもしれません。

企業側としても、一人採用するのに数十万円から数百万円のコストがかかるため、そう簡単に退職させたくありません。退職されるよりは異動させるという選択をする企業もあるはずです。直属の上司に言えない場合は、人事などに相談してみましょう。

休職する

部署異動が叶わず、それでも会社に行きたくない場合は、休職するというのも一つの方法です。雇用契約を維持したまま、まとまった期間休めるので、良い気分転換になるはずです。

ただし、休職できる条件については会社ごとに違いますので、就業規則を確認してみると良いでしょう。医師の診断書が必要な場合もあります。
休職期間は無給になりますが、保健組合などで休業補償制度がある場合には給与の何割かを補填してもらうことも可能です。会社が加入している保険組合や総務に確認してみましょう。

自分に合った仕事や会社に転職する

私がバックレ退職をした要因で最も大きかったのは、自分の特性にあった職業や企業を選べていなかったことです。全ての会社をバックレ退職したわけではなく、円満退職した会社も当然あります。

バックレ1社目については、「文章を書く仕事がしたい」という憧れだけで業界紙の記者になったことです。業界紙の記者というのは、文章を書くことよりも、「その業界に興味がある」とか「業界を良くしたい」という情熱のある人にこそ向いている職業です。私にはどちらも欠けていたため失敗しました。

バックレ2社目も、「デジタルマーケターってカッコ良さそう」という憧れだけがあり、ろくに業界研究もせずに飛び込んだ結果失敗しました(全然学んでいませんね)。

2社とも、業界と職種の両方を一度に変えた転職でした。

「自分に合った仕事」を見つけるのは難しいですが、おすすめの方法は、今いる「業界」か「職種」のどちらか一方を変えることです。どちらを変えるのが自分にとって最適かを自己分析してみましょう。

できないことは「できない」と伝える

できないことを無理して「できる」と言ってしまい自分の首を絞める。誰にでも 経験のあることではないでしょうか。一日頑張ってみて結果が出ないことは、早めにギブアップすることも大切です。

スキルを磨けばどんな仕事もできるとは思いますが、それを待ってくれない場面は多いです。「明日までに提出するように」という指示を受けたものの、解決の糸口が全く見えないという場面は多いものです。

できなくてもクビを切られるというようなことはそうそうありません。自分の力でできそうにないことは「無理です」と伝えて謝れば、別の部署への配置転換など対応してくれる場合もあります。

スキルを身に付ける

どんな職種や業界でも通用する「ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)」を身につけておくこともおすすめです。例えば英会話や簿記、ExcelやプログラミングなどのITスキルもポータブルスキルと言えるでしょう。

これらのスキルを身につけておくと、困難に直面した時にも力技で乗り切れる確率が高まります。

私の場合はExcelとプログラミングを学び助けられた経験があります。こちらは以下の記事に書きましたので参考にしてみてください。

まとめ

バックレ退職について、自分の経験を思い出しながら書いてみました。振り返ってみると本当に些細な理由で、今なら退職するようなことではないのにと思います。

ですが、当時は本当に辛くて、逃げ出さなければ精神的に病んでしまったのではないかと思います(すでに病んでいたのかも)。

どうしても会社に行けないということであれば、バックレ退職もありだと私は思います。バックレられる側としては大変ですが、本人はそれ以上に切羽詰まっているわけですからね。

ただ、バックレ退職をした場合にはデメリットが大きいということも知っておいた方が良いです。会社によっては懲戒処分を受けることもあるでしょう。今我慢することと、退職することのデメリットを天秤にかけて判断してみてください。

バックレ退職しようとも社内ニートになろうとも、人生はなんとかなるものです。「ここにいるべきではない」と思った時が環境を変えるべき時だと行動に移しましょう。

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ただし、未経験の業界にいきなり飛び込むのはギャンブルみたいなものです。転職の成功率をあげたいなら、プロに教わるのがセオリーです。

スキルや経験がないけどお金に余裕があるのなら、プログラミングスクールに通うのを検討してみても良いでしょう。多くのスクールは、無料でカウンセリングや体験授業を受けることができます。

以下の記事で詳しく書いたので、参考になさってください。

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