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キャリアプランなんていらない【建前と方向性だけ決めておこう】

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キャリアプランが思い浮かばない…。
計画していたキャリアが狂ってしまった。
上司にキャリアプランを決めろと言われ困っている。

そんな方に向けた記事です。

こんにちは、おるんです。これまで7回の転職(20代で6回)を繰り返し、2022年の夏からはフリーランスWebマーケターとして働いています。

正直私は「キャリアプラン」という言葉が嫌いです。これまでの十数年の社会人生活の中にも紆余曲折があり、それは現在進行形で起こっているからです。

例えば最近で言うと、7年勤めた会社を退職しました。望んだポジションに昇進し「しばらくは今の会社にいるだろう」と思っていた矢先、妻の家庭の事情で地方移住しなければならなくなったのです。地方だと年収を維持できないので、フリーランスとして働き始めました。

過去にも、入社した会社がブラック企業だったり、社内ニートになったり、病んでバックレ退職したり、さまざまな予想外の出来事が起こりました(詳しくはプロフィールページをご覧ください)。

キャリアプランのようなものがあったとして、そんなものはとっくに狂っているわけです。それでも前に進んでいる実感はあるし、幸せに暮らしていると思えています。

私が思うに、キャリアには「理念」だったり「大まかなビジョン」さえあればよくて、それに沿っていればどんなキャリアを歩んでも良いのではないでしょうか。その方向性も、状況によっては柔軟に変えていっていいと考えています。

前置きが長くなりましたが、この記事では「キャリアプランなんて必要ない」と私が思う理由を述べていきます。「キャリアプランは?」と聞かれて何も思いつかない、うんざりしている、キャリアが迷走中という方の参考になれば嬉しいです。

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この記事で言う「キャリアプラン」とは

「キャリアプラン」とは、理想の働き方を実現するための計画のことを指します。

人によって計画の粒度が違うものなので、まずはこの記事における「キャリアプラン」という言葉の定義をはっきりさせておきます。

この記事では、「1年後は個人売上○億円を達成して、3年後には課長に昇進して、5年後にはキャリアアップで転職して…」のような綿密なプランのことを「キャリアプラン」と呼ぶことにします。

それを踏まえて、なぜキャリアプランが必要ないのか、という話をします。

なぜキャリアプランは必要ないのか

私がキャリアプランが必要ないと考えるのは、大きく以下の3つの理由があります。

  • 人生は計画通りに進まない
  • プレッシャーに苦しめられる
  • チャンスを逃す

1つずつ解説していきます。

人生は計画通りに進まない

あなたが薄々気づいている通り、人生は計画通りに進みません。

例えばコロナ禍の到来。多くの方が仕事をしたくてもできず、キャリアプランどころか「人生が狂った」という方も多いことでしょう。

こうした天災ほどではないにしても、人生には予想もしないことが次々と起こります。まさに諸行無常ですね。

冒頭でも書きましたが、私も妻の実家の事情で地方移住を余儀なくされ、会社を辞めることになりました。これも一つのアクシデントです。多少の迷いはありましたが、すぐに「状況を楽しもう」と切り替えて、退職して移住することを決断しました。

もしも私が綿密にキャリアプランを立てるタイプであれば、この変化を受け入れられずに、妻との関係も微妙なものになっていたかもしれません。

人生には変化がつきものだという考えでいれば、どんなことが起きても受け入れられるのです。

キャリアプランが狂ったと感じている方は、以下の記事も合わせて読んでみてください。

参考:転職失敗して人生狂ったと感じているあなたが元気になるための記事【経験談あり】

プレッシャーに苦しめられる

周りのキラキラした「キャリアプラン」を見て、プレッシャーに苦しんでいる人もいるかもしれません。

「自分も立派な何かを目指さなければ」と焦ってしまいますよね。先ほどから「キャリアプランはいらない」を連呼している私も、そんなことを考えていた時期があります。

就職活動の面接で「5年後までのキャリアプランを教えてください」などと質問されて、しどろもどろになって落ち込むということを繰り返していました。

ただ、この落ち込むという時間が本当にもったいない。プレッシャーに負けるくらいなら、難しいことは考えずに目の前の仕事に集中するべきです。

チャンスを逃す

キャリアプランを立ててそれに縛られていると、チャンスを逃すことにつながるというデメリットもあります。というよりは、チャンスに気付きづらくなると言った方が良いかもしれません。

知らず知らずのうちに「計画にないこと」を避けるようになるからです。

例えば「3年後には課長になって年収を100万円アップする」と計画しているとしましょう。そんな時に、友人から「起業しよう」と誘われたとします。面白そうですぐにでも飛びつきたいと思っても、プランに縛られてチャレンジしないまま終わるのではないでしょうか。

計画に多少の柔軟性を持たせておけば、こうしたプラス方向の寄り道も許せるはずです。

会社で「キャリアプランを決めろ」と言われて困っている人へ

キャリアプランが不要だという理由を述べてきましたが、それでも世の中的にはキャリアプラン礼賛主義勢力が強いですよね。

そんな世の中を生きやすくする考え方を共有します。

上司もそんなに理解していない

私は上司や面接官という立場で、部下になった人や求人応募者に「キャリアプランを教えろ、決めろ」と言う立場でもありました。

ですが、実のところ私自身も会社のフォーマットに沿ってたずねているだけで、本心ではそんなことは思っていませんでした。この記事で述べていることを、社会に出てからずっと考えているわけですからね。

部下や応募者から「逆におるんさんのキャリアプランを教えてください」と聞かれて、内心タジタジになる場面も多々ありました。

大抵の上司はそんなものだと思います。上司も誰かの部下です。上から言われて指示しているだけなので、軽くあしらっておきましょう。

ちなみに私の場合は、部下との面談で「建前のキャリアプラン」を一緒に考えて、あとは本当に描いている夢や人生の目標について語り合うようにしていました。そのほうがお互いにプラスだと思ったので。

みんなちゃんと考えていて偉いという勘違い

「私は1年後には外資系に転職して年収を倍増させて、3年後には起業して年商○億円、上場も視野に入れてるんだ」

そんなキラキラしたキャリアプランを語る同僚を見ると、「自分はなんてダメな人間なんだ…」と落ち込むこともあると思います。

ピュアな人ほど、そんな話を聞いて「みんなちゃんと考えていて偉い」と思ってしまうんですよね。私もそうでした。

ですが、大抵の人のキャリアプランは「建前」として話しているだけだと思った方が良いです。相手に対してマウントを取るためだったり、上司に良く思われたいという下心があったりと、別の思惑があることが多いです。

実際に、公益財団法⼈ ⽇本⽣産性本部が2021年に行った「働く⼈の意識に関する調査」によれば、「明確なキャリアプランを描いている」という人は5.5%しかいません(「大まかなキャリアプランを描いている」を合わせても3割程度)。

参考:働く⼈の意識に関する調査 – 公益財団法⼈ ⽇本⽣産性本部

本当に手に入れたいものは、軽々しく誰かに話したりはしません。周囲の言うことに一喜一憂するのはやめましょう。

ちなみに、あなた自身も建前のキャリアプランを用意しておくべきです。この次で解説しますね。

建前のキャリアプランを用意しよう

ここまでキャリアプラン不要論を語ってきましたが、まったく持たなくても良いかというとそうではありません。建前で良いので、外向けに語るためのキャリアプランは必要です。

何に使うのかというと、就職活動や昇進試験です。世の中的には「キャリアプランは持っていた方が良い」という論調が強いので、そうした人々に合わせるために建前を用意しておきましょう。キャリアプランを礼賛する人に「私の目標は働かずに暮らせるようになることです」など本音を言っても良いことはないですからね。

これは、当たり障りがなければなんでも良いです。「1年後には○○の資格を取って、3年後にはリーダーになって、5年後にはマネージャーとして売上にコミットしたいです」など上司や面接官が喜びそうなものを考えておきましょう。

上司に話したからといって、その通りに振る舞わなくても構いません。思っていることと口に出すことは違っても良いのです。建前の裏で、自分なりの理念を持って自分なりの目標を達成していきましょう。

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キャリアプランの代わりに持つべきもの

綿密なキャリアプランは必要ないのですが、代わりに持っておいた方が良い「理念」「ビジョン」「目標」について解説します。

これらは紙に書いたり人に宣言したりする必要はありません。自己分析の一環として考えてみましょう。

理念

理念は、自分が人生において大切にしたいポリシーのようなものです。座右の銘も理念と呼べますね。自分の中で持っている「これだけはやらない」または「こんな場面では必ずこういう行動をする」というものです。

例えば私の場合は「因果応報(良い行いをすれば良い報いが、悪いことをすれば悪いことが返ってくる)」「人を幸せにすることを喜びとしよう」という理念を持っています。

何かを判断するときに、「理念に反することではないか?」と自分に問いかけるようにしています。

理念を持つことで、判断に迷った時の自分の行動を決められます。

ビジョン

ビジョンと言うのは大まかな方針とか方向性のことです。「将来こうありたい」という理想像とも言えます。キャリアプランとは違い、かなり抽象化したものです。

例えば私の場合は、「ヒトとモノを結びつけることに貢献したい」「何らかの形で地元に貢献したい」というビジョンを持っています。

このビジョンを叶えるために、結果としてメディアやマーケティング関連の仕事をしています。その周辺で行ったり来たりしながらも、職種や営業だったり記者だったりマーケターだったりしているわけです。

仕事がコロコロ変わっても、一つのビジョンにもとづいて行動しているなら問題ありません。合わない会社はさっさと辞めて良いのです。

目標

キャリアプランとよく似ていますが、より短期的で具体的な「目標」を持つことは大切です。

カッコよく言うとKPI(Key Performance Indicator:目標への進捗を示す指標)とかKGI(Key Goal Indicator:目標達成の度合いを判断するための指標)というやつです。

高すぎる目標はキャリアプランと同じく自分を落ち込ませるだけなので、SMARTの法則にもとづいて決めましょう。

SMARTの法則とは目標を立てるときのフレームワークで、具体的で(Specific)、計測できて(Measurable)、達成可能で(Achievable)、自分のビジョンと関連があって(Realistic)、期限がある(Time-bound)の頭文字を取ったものです。SMARTに当てはまるように考えると、良い目標を立てられます。

この中でも、ここでは「達成可能」という部分に注目しましょう。小さな目標を達成して成功体験を積み重ねることの方が、キャリアプランを綿密に練るよりも大切です。

「資格を取る」とか「1年間で○万円貯金をする」といった達成しやすい目標を立てましょう。

まとめ

人生は計画通りには進みません。大なり小なり、必ず想定外のことは起こります。そんな時に「キャリアプランが狂った」と慌てずに済むよう、綿密な計画を立てるのはやめましょう。

また、キャリアプランを立てると「計画にないこと」を避けるようになるので、チャンスを逃しかねません。

周りの人々がキャリアプランをしっかりと練っているように見えるのは誤解です。大抵の人は「建前」で語っています。上司も、上司の上司から言われて「キャリアプランを立てろ」と言っているにすぎません。周りのことは気にする必要はありません。

ただし、こうした「周囲の目」に対応するためにも、建前のキャリアプラン的なものは持っておきましょう。本音と全然違うもので構いません。せっかくなので、キラキラしたプランを用意して周りを牽制しましょう。

キャリアプランの代わりに持つべきは「理念」「ビジョン」「目標」です。この3つをしっかり持っている人の方が、見せかけのキャリアプランを語る人よりもずっと魅力的です。

あなたのキャリアが少しでも前に進むことを願っています。

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以下の記事で詳しく書いたので、参考になさってください。

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