スーツを着たくない人はWeb業界で働けば良いと思う【基本私服でOK】


スーツを着る仕事が嫌すぎる
スーツを着なくて良い職種に転職したい
とはいえ、変な仕事じゃないか不安
そんな方向けの記事です。
こんにちは、おるんです。フリーランスのWebマーケターとして働いています。
スーツほんと嫌ですよね。私もサラリーマン時代はスーツを着て働くことが多く、嫌で嫌でたまりませんでした。暑いし肩はこるし、クリーニングなどでお金もかかるし…。
そもそも会社では「スーツで勤務すること」というルールになっているのに、購入費用もクリーニング代も自腹ってどういうことなんでしょう? サラリーマンだと経費にすることもできないですし。搾取されている感が強くて本当に嫌になります。
この記事は、スーツを着て働くのにうんざりという方に向けて、Web業界で働く私からのお誘いです。
- Web業界ってどんな仕事するの?
- 未経験でも問題ないの?
- 絶対スーツ着なくていいの?
などの疑問に答えていきます。スーツを着て働くのが嫌でたまらない人は参考にしてください。
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Web業界はスーツを着ない(何なら家で仕事)


Web業界は基本的に私服OKの職場がほとんどです。営業マンだけはスーツを着ている場合もありますが、それでもオフィスカジュアル止まりです。
クライアントと話す機会の多いWebディレクターでさえも私服で働いている人が多いです。加えて、おしゃれメガネや金髪やヒゲも許される文化が根付いており、自由な服装で仕事をしたい人にとっては過ごしやすい業界です。
また、Web業界はコロナ禍前からリモートワークを取り入れている会社もあり、家で仕事をしている人も多いです。そうなると、スーツどころかパジャマで仕事をすることも可能です。
私もフリーランスになり、毎日家で仕事をしているので当然私服です。ネクタイの結び方も忘れてしまいました。
スーツを着たくない人にWeb業界をすすめる理由


スーツを着ない仕事はたくさんありますが、その中でもWeb業界をおすすめする理由をお伝えします。
Web業界は成長している
Webは成長産業です。広告会社の電通が毎年発表している「日本の広告費」によれば、「インターネット広告費」が「マスコミ四媒体広告費(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の合計)」を上回りました。広告費が伸びているということは、Webメディアを見る人も増えているということです。今やWebサイトを持っていない企業を探すことの方が難しいですし、SNSや動画配信などWebを使った情報発信は活発化の一途を辿っています。
その一方で、IT・Web人材の確保に各社苦労しています。dodaの転職求人倍率レポートによれば、2022年8月時点でのIT・通信業界の有効求人倍率は5.93パーセントと、全体平均である2.09パーセントを大きく上回っています。つまり、1人の求職者に対して6社がオファーをしているという状況です。技術があれば引く手数多ということですね。
Web業界は成長しており、それに伴い転職市場は売り手市場になっているということです。転職の鉄則は成長業界を目指すことです。Web業界は転職するのに理想的な業界と言えます。
リモート勤務できる
イメージしやすいと思いますが、Web業界はリモート勤務しやすい業界です。
コロナ禍も2年が過ぎ、当初の緊迫感もなくなりつつありますが、いまだにフルリモート勤務を行うWeb系の企業は多いです。Webは無形商材なのでミーティングも商談もオンラインで完結できますからね。
自宅で仕事をするので、当然ながらスーツを着る必要はありません。
通勤時間がないので、プライベートの予定も立てやすいですし、浮いた時間を勉強や趣味の時間にあてられます。通勤時間が無駄だと感じている方も、Web業界で働くのに向いているでしょう。
フリーランスを目指しやすい
「スーツを着たくない」という人の中には、「会社で働くこと自体が嫌」と考えている方もいるかもしれません。Webスキルを身に着けると、フリーランスを目指すことも可能です。
私自身もまだ駆け出しではありますが、エージェント経由や前職のつながりなどから個人で仕事をいただくことができ、意外なほどあっさりと独立できてしまいました。
地方に住んでいるため、すべての仕事をリモート対応していますが、今のところ不自由を感じたことはありません。時間的にも余裕があるので、毎日「今日は何の仕事から進めようか?」と考えるのが楽しみになっています。
もちろん、税金のことや社会的信用がないなどフリーランスならではの大変なことはありますが、元々会社員にありがちな人間関係のしがらみから解放されることができたので、今の生活には満足しています。
これもWeb業界に転職したおかげです。
Web業界にはどんな仕事がある?


Webの仕事と聞いて、Webサイトを作るWebデザイナーや難しいコードを打ち込むプログラマーを思い浮かべる方もいるかもしれません。わかりやすいイメージですよね。
ですが、Web業界にも他の業界と同じくさまざまな仕事があります。代表的な職種を紹介します。
Webディレクター
Web業界の花形職種です。クライアントからヒアリングした内容をもとに、Webサイトの全体を設計したり、デザイナーやコーダーに指示を出したりします。
営業を兼ねている場合はスーツを着なければいけない場合もありますが、基本は私服のことが多いです。
とはいえ、例えばお堅めな業界の社内ディレクターの場合には、会社のカラーに合わせてスーツを着なければならない場合もあります。「絶対にスーツを着たくない」という基準で会社を選ぶ場合には、Web制作会社のディレクターを目指すと良いでしょう。
Webデザイナー
ディレクターが作ったワイヤーフレームをもとに、Webデザインを行います。多くの人がイメージする職種ではないでしょうか。
PhotoShopやIllustratorなどでデザインしたカンプを、HTML/CSSというマークアップ言語でWebサイトとして機能するよう仕上げていくのもデザイナーの仕事です。
多くの方が思うであろうデザイナーのイメージどおり、当然のように私服で仕事をします。たまにスーツを着ている人もいますが、本人が好きで着ているようでした。
フロントエンドエンジニア
デザイナーが作ったWebサイトにアニメーションなどの動きをつけるのが、フロントエンドエンジニアです。
JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語を使い、Webデザイナーでは対応できないような機能追加などを行います。
フロントエンドエンジニアも私服勤務です。ただ、システム会社などはエンジニアがスーツを着る文化が根強いので、そういった会社に所属している場合にはスーツ勤務を強制される場合があります。
Webマーケター
Webサイトへの集客の仕組みやWeb上でモノを売る仕組みを作るのがWebマーケターの仕事です。今の私の職業でもあります。
記事コンテンツの設計をしたり、広告を出稿したり、Webサイト内のユーザー導線を考えたりと、仕事の幅は広いです。
ディレクターと同じく基本は私服ですが、営業を兼ねている場合にはスーツを着ることもあります。また、コンサル会社系のWebマーケターはスーツの場合が多い。ただ、会社に強制されてというよりは本人が好きで着ている場合が多いです。
営業
Web業界にも営業の仕事はあります。
顧客先に出向いて要望をヒアリングし、Web制作や運用の提案を行います。
提案が通り発注をいただいたら、Webディレクターにバトンタッチして制作を進めます。営業担当者がディレクターを兼ねている場合もあります。
トラブル対応なども含め、対クライアントのフロント対応をすべて行うので大変な仕事です。
通常の会社の営業マンと同じくスーツを着ることが多いですが、ディレクター出身の人などは私服の場合もあります。また、「Web会社っぽさ」を演出するために、あえて私服を着る営業マンもいます。
全体的にゆるいので、仕事さえしていれば服装についてとやかく言う人は少ないのがWeb営業の特徴です。営業職は続けたいけどスーツは着たくないという方には向いていそうです。
未経験でも目指せる?


Web業界の職種は未経験でも目指せます。
営業や販売職の経験がある方やコミュニケーション能力に自信がある方ならWebディレクターを目指すと良いでしょう。Webデザインやコーディングを多少できるようになる必要はありますが、実務で使うわけではないので「教養」程度でも問題はありません。
技術職であるデザイナーとフロントエンドエンジニアを未経験から目指すのは苦労しますが、不可能ではありません。勉強するのが好きな方や、コツコツと何かを作り上げる人には向いています。
私自身、30歳になる年に未経験でWeb業界に入りましたし、周囲にも未経験入社の人がたくさんいました。年齢や経験に関係なく目指せるのがWeb業界の良さでもあります。
IT未経験でも無料でキャリアサポートを受けられる「ウズカレIT」
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未経験でWeb業界に転職する方法


未経験でWeb業界に転職するにはコツがあります。
まず押さえておきたいのは、人手不足と言われているWeb業界といえども、「誰でも良いから欲しい」わけではないということです。「なりたい」という気持ちだけでは転職できません。
「スーツを着たくないからWeb業界を目指す」というとっかかりは良いと思いますが、実際に目指す場合には(建前でも良いので)別の理由が必要です。
また、転職を成功させるにはWeb技術や業界について事前に学んでおく必要があります。勉強する方法は、「独学」「派遣社員」「スクール」の3つの方法が考えられます。あなた自身の状況に合った方法を試してみてください。
独学して転職を目指す
Webスキルを身に着けるのは独学でも可能です。
目指す職種によって重点的に学ぶ内容は変わりますが、Webサイトを制作する際の全体的な流れ、基本的なデザインとコーディング、Webマーケティングの基礎(SEOや広告)などを広く浅く押さえていれば良いでしょう。
一番手っ取り早いのは、自分自身でWebサイトを作ってサーバーにアップロードするまでの一連の流れを経験してみることです。実務でもほぼ同じことを行うので、これをやったことがあるだけでも全然違います。
私自身、Webの知識は独学でしたが、「自分でWebサイトを運営している」と話すと面接官の食いつきが違いました。
派遣社員として働いてみる
「独学している暇がない」「すぐにでもWeb業界に飛び込んでしまいたい」という方は、派遣社員も一つの選択肢としてありです。
Web業界は案件の受注状況によって仕事量に波があるため、派遣社員や業務委託などの外部スタッフを雇うことが多いです。試しにマイナビスタッフ
もちろん派遣労働をすることにはデメリットもたくさんあります。ですが、一時的であれば働き方としてはありだと私は思っています。私自身、正社員型派遣という働き方でWebの仕事をいくつか経験したおかげで今の自分があります。
派遣社員として働くことについては以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
参考:職歴ロンダリングの方法を解説|派遣でキャリアをリセット【未経験からスキルチェンジ】
参考:「やめたほうがいい」は誤解|正社員型(常用型)派遣のメリットを経験者が語る
スクールに通う
時間的にも経済的にも余裕があるのなら、スクールに通うのが最良の選択肢です。Webクリエイターとしての専門スキルを体系的に学び、スクールのお墨付きをもらった上で就職活動ができるわけですからね。
私のおすすめはインターネット・アカデミーです。Web制作会社が母体のため、実際の案件を「研修課題」として取り組むことができ、卒業時には実務経験が手に入ります。また、グループ企業のWeb人材サービス会社と連携し、受講生自身のスキルやキャリアに合わせた仕事を紹介してもらえるのも魅力です。
以下の記事で詳しく解説しているので、入学を検討している方には参考になるはずです。
参考:なぜインターネット・アカデミーは30代スキルなしでも転職成功できるのか
就活ではスーツを着た方が良い


スーツを着る習慣のないWeb業界ではありますが、就職活動の場では着た方が良いでしょう。
残念ながら、一般的に就職活動では、業界を問わず「スーツを着る」という文化が根強いです。私服だと悪目立ちしてしまいます。私が面接官を務めていた会社でも、「スーツを着ていない人は印象が悪い」と採用担当者が話しているのを耳にしたことがあります。
大抵の場合、一次面接は人事や採用担当が出てきます。Web制作の現場の人ではないので、彼ら自身がスーツを着ている場合がほとんどです。私服で面接を受けると「常識がない」と思われてしまうので注意しましょう。
もちろん、私服でも気にしないという会社もあります。ですが、「私服でお越しください」などと募集要項に書かれていない限り、面接を受ける前にそれを知るすべはありません。
面接を突破するために、就職活動時は戦略的にスーツを着るようにしましょう。もちろん証明写真もスーツで撮ります。
まとめ
スーツを着たくない方は、Web業界に転職してみてはいかがでしょうか。
Webの仕事は、営業も含めスーツを着ないで仕事をすることも可能です。スーツ以外にも、成長業界である点やリモート勤務しやすい点、将来的にフリーランスになりやすいなどのメリットもあります。
未経験でもWeb業界を目指すことは可能です。独学でWebサイトを作ってみたり、派遣社員として飛び込んでみたり、自分に合う転職方法を探してみましょう。ただし、私服で仕事をするのは会社に入ってからです。転職活動時にはスーツを着るようにしましょう。
あなたのキャリアが良い方向に向かうことを願っています。
手に職を付けて自由なキャリアを手に入れよう
- 将来について漠然とした不安がある。
- クリエイティブな仕事に憧れがある。
- 場所や時間にとらわれない自由な働き方がしたい。



でもスキルがない…。
そう諦めていませんか?
あなたの行動一つで、未来はいくらでも変わります。私自身、Web業界に転職することで、場所や時間の自由を手に入れました。
ただし、未経験の業界にいきなり飛び込むのはギャンブルみたいなものです。転職の成功率をあげたいなら、プロに教わるのがセオリーです。
スキルや経験がないけどお金に余裕があるのなら、プログラミングスクールに通うのを検討してみても良いでしょう。多くのスクールは、無料でカウンセリングや体験授業を受けることができます。
以下の記事で詳しく書いたので、参考になさってください。

