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ブラック企業から逃げるように転職して、結局バックレた私が言いたい「辞める順序」の話

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「辞めたい」と思いながら、辞められない。そんな状況にいませんか。

時間がない。ブラック企業では、転職活動に充てる時間どころか、まともに眠る時間すら確保できません。お金もない。給料が安いから、貯金もろくにありません。今すぐ辞めたら、来月の家賃すら払えなくなる可能性があります。それでも、続けるのは限界。心と体のあちこちが、もう持たないと言っている。

時間がない、お金もない、続けるのも無理。この三重のジレンマで身動きが取れず、毎朝とりあえず会社に向かっている人は、たぶんこの記事の読者にもたくさんいると思います。

こんにちは、おるんです。20代で7社を経験した元ジョブホッパーで、その中には完全にブラックな会社もありました。当時の私は、まさに先ほど書いた三重のジレンマの真ん中にいました。

そして当時の私が選んだのは、「忙しい中で必死に転職活動をして、なんとか逃げ込み転職を成功させる」という道でした。電車での移動中にスマホで求人を検索し、深夜に書類を作り、半休を取るために「役所の手続きで」と上司に嘘の理由を口頭で説明する。そうやって苦しんで掴んだ転職先を、私はわずか3ヶ月でバックレ退職することになります。

つまり、無理に転職活動を続けて頑張った結果、結局失業を3ヶ月先延ばしにしただけだったのです。

この記事の結論は、先に書いてしまいます。

ブラック企業で限界が来ている人は、転職活動より先に、辞めてしまった方がいい。心身の不調を理由に、まず仕事を手放す。気持ちが落ち着いてから、改めて転職活動を始めればいい。どうせ辞めることになるなら、先に辞めた方が、結果的に傷が浅く済みます。

この記事では、私の広告代理店時代の「逃げ込み転職」とその失敗を素材にして、なぜ逃げ込み転職が失敗するのか、ジレンマを抜け出すための具体的な解消法、そして辞めた後の現実的な備え(カード停止や家賃交渉まで含めた話)を順番に書いていきます。

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ブラック営業マン時代の「転職活動」のリアル

私が広告代理店の営業マン時代に、どうやって転職活動の時間を捻出していたかについて書きます。

私は当時、ブラックな広告代理店で営業マンとして働いていました。日中は外回り、夜は社内に戻って資料作成と提案準備。終電近くまで残業して帰り、翌朝また早く出社する、という生活です。

そんな状態で転職活動の時間をどう確保していたかというと、こんな感じでした。

  • 客先への移動中の電車で、スマホで求人サイトを検索
  • 家に帰った深夜、寝る時間を削って応募書類を作成
  • 面接のための半休は、「役所の手続きで」と嘘の理由を上司に申請

特に半休を取るのが、想像以上に面倒でした。ブラック企業ではそもそも有給休暇を申請するのにハードルがあり、紙の申請書類に休む理由を詳しく書いて、上司にハンコをもらわなければなりません。さらに、なぜか口頭でも「どんな手続きで休むのか」を答えさせられました。私は嘘の理由をその場でひねり出して、なんとか半休をもぎ取っていたのを覚えています。

体力も気力も削られていく中で、それでも転職活動を続けるのは、本当に消耗します。ブラック企業で転職活動をする、というのは、ただでさえ少ない自分のエネルギーを二重に削っている状態です。

そして、そういう状態で焦って受けた転職活動は、当然うまく機能しません。

逃げるように転職した先で、3ヶ月でバックレた話

苦労して掴んだ転職先で、結局バックレ退職することになった経緯について書きます。

数ヶ月の必死の転職活動の末、私は事業会社のWebマーケターとして転職を決めました。当時の私からすれば、ブラック広告代理店から脱出できたという解放感だけで、十分な「成功」でした。

でも、結果は3ヶ月でのバックレ退職です。

詳しい経緯は別記事に書いていますので、ここでは要点だけまとめます。

Webマーケティング転職失敗談|スキルなしで入社→3ヶ月でバックレ退職

転職した事業会社では、Webマーケのスキルがあることを前提にした業務が次々と振られました。私はそれを「学びながら追いつく」つもりで入社しましたが、現実は追いつくスピードを大きく上回るペースで仕事が積み上がっていきました。

そして、転職直後には現実的なお金の問題もありました。

ブラック企業を辞めるときには、退職金もない、有給休暇の消化もありませんでした。そのまま転職先に移りましたが、新しい会社の給料の支払いサイクルが前職と合わず、すぐにはお金が入ってきません。家賃を少し待ってもらえないかと大家さんに交渉したり、クレジットカードの引き落としが間に合わずに止められたり、生活面でかなり追い込まれました。

心身ともに余裕がない状態で、新しい仕事のスキルを追いかけながら、お金の心配もする。そんな状態が続いた結果、私は3ヶ月で会社をバックレることになりました。

ブラック企業で限界が来ていた私は、転職という形で問題を先延ばしにしただけで、結局3ヶ月後に同じ「辞める」場所に戻ってきた、ということなのです。

「逃げ込み転職」が失敗する3つの理由

私の体験を踏まえて、なぜ逃げ込み転職が失敗しやすいかを3つに整理します。

ブラック企業から焦って転職する、というやり方が失敗しやすい理由は、3つあると思います。

1つ目:疲弊状態では、会社を選ぶ判断が鈍る。

ブラック企業で消耗しきった頭は、転職先を冷静に評価する余裕がありません。本来であれば「業務内容のミスマッチがないか」「会社の文化が自分に合うか」「給料体系に無理がないか」を吟味すべきところを、「とにかくここを抜け出したい」という気持ちが先行してしまいます。私もまさに、ブラック広告代理店から抜けたい一心で、転職先のリスクをきちんと見ていませんでした。

2つ目:焦りが伝わると「足元を見られる」。

転職市場では、応募者の焦りは面接で伝わります。「いつでも入社できます」「年収はこの額で結構です」と妥協しがちになるのも、焦っている応募者の特徴です。本来交渉できる条件も、向こう側から見れば「この人は何が何でも入りたいんだな」と読まれてしまい、結果として不利な条件で決まりやすくなります。

3つ目:ミスマッチに気づけないまま入社する。

疲弊状態で受けた面接では、面接官の話を冷静に聞き取れないことも多いです。「この会社の業務を、自分が本当にやれそうか」「ここで働く自分の姿が想像できるか」という、本来吟味すべき問いに向き合えないまま、内定をもらった嬉しさだけで決めてしまいます。結果、入社後に「思っていたのと違う」となるリスクが格段に上がります。

これら3つが重なった結果、私のように逃げ込み転職して3ヶ月でバックレる、という事態が起きてしまいます。

それでも「すぐ辞める」をためらうあなたへ ― ジレンマの解消法

時間がない、お金がない、続けるのも無理、というジレンマを、現実的に1つずつ解消する方法を書きます。

「先に辞めた方がいい」と言われても、現実的にためらう理由がいくつもあると思います。私自身、当時はその理由を全部抱えていました。1つずつ整理してみます。

「時間がない」について。

これは、辞めれば一瞬で解消します。むしろ「ブラック企業に毎日通いながら転職活動する時間」と「辞めてから転職活動する時間」を比べたら、後者の方が圧倒的に効率がいいです。前者は二重に消耗しますが、後者は休息と転職活動の両方に集中できます。

「お金がない」について。

ここが一番怖いところだと思います。私自身、辞めることへの一番のブレーキはお金でした。ただ、辞めた後の食い繋ぎ方には、現実的な選択肢がいくつかあります。

ひとつは、アルバイトで生活費を作る方法です。コンビニ、配送、サービス業など、シフト制で柔軟に働ける仕事は、思っているより多くあります。月10〜15万円程度なら、独身の最低限の生活費をカバーできる可能性は十分あります。

もうひとつは、失業給付です。本来、自己都合退職の場合は2〜3ヶ月の給付制限期間があり、すぐにはもらえません。しかし、心身の不調などで「やむを得ない理由による退職」と認定されれば、給付制限なしですぐに受給できるケースがあります(「特定理由離職者」という区分です)。ハローワークの窓口で相談すれば、自分の状況に応じた説明をしてくれます。

以下の正当な理由のある自己都合により離職した者(※補足2)

(1) 体力の不足、心身の障害、疾病、負傷、視力の減退、聴力の減退、触覚の減退等により離職した者

特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要

上記の「正当な理由」を証明するために、残業時間の証拠になるようなタイムカードのコピーなどを取っておくことをおすすめします。

アルバイトと失業給付の実体験については、別記事に詳しく書いていますので、参考にしてみてください。

仕事を飛ぶとどうなる?正社員をバックレた経験者がその後のリスクやデメリットを語る

「続けるのも無理」について。

これが一番大事なポイントです。続けるのが無理だと心と体が言っているなら、それはもう「辞める」というカードを切るタイミングが来ているということです。先延ばしにしても、私のように3ヶ月後に同じ場所に戻ってくるだけです。

辞めた後の現実的な備え(私の失敗から)

私が逃げ込み転職した直後に痛感した、「辞める前に備えておくといいもの」を紹介しておきましょう。

さきほども少し触れましたが、私が広告代理店から事業会社に転職した直後、給料サイクルが合わずに本当にお金で困りました。家賃の支払いを大家さんに待ってもらう交渉をしたり、クレジットカードの引き落としが間に合わずに止められたり、生活基盤がガタガタになりました。

これは「すぐに次の会社に移った」場合でも起きたので、辞めて食い繋ぐ期間があるなら、もっと深刻になります。

人ごとに事情は違いますが、辞める前に備えておくと安心なものを、いくつか書いておきます。

  • 生活費の数ヶ月分の貯金(最低3ヶ月、できれば6ヶ月分。ない場合は、辞めた後すぐにアルバイトを始める前提で計画)
  • 家賃やカードの引き落としスケジュールを整理しておく(引き落とし日、口座残高の流れを把握)
  • 健康保険の切り替え(国民健康保険への切り替え、または前職の任意継続)
  • 年金の切り替え(厚生年金 → 国民年金)
  • 住民税の納付通知への備え(前年の年収に応じて来るので、辞めた翌年に意外と高額の請求が来ることがある)

これらは退職前にチェックリスト的に確認しておくと、辞めた後のお金の混乱がだいぶ軽くなります。私のように転職直後でカードが止められるレベルまで追い込まれることは、避けられるはずです。

まとめ:「辞める順序」を間違えないこと

いまブラック企業のジレンマで止まっているあなたに、両方を経験した私から伝えたい「辞める順序」の話です。

ここまで読んでくれたあなたに、最後に伝えておきたいのは、3つだけです。

1つ目:限界が来てから転職活動するな。余計に失敗する。

私のように、ブラック企業で消耗しきってから転職活動を始めると、判断が鈍り、足元を見られ、ミスマッチに気づけない状態で次の会社に入ることになります。結果、すぐにまた辞めることになります。「頑張って転職活動した」その努力が、ほとんど無駄になります。

2つ目:心身の不調を理由に、まず辞めろ。

続けるのが無理だと感じているなら、その感覚は当たっています。心身の不調は、あなたの本能が「危ない」と教えてくれているシグナルです。それを無視してさらに頑張ろうとすると、私のように先延ばしの代償だけが大きくなります。心身の不調を理由に辞めることは、失業給付の早期受給などにも繋がる「正当な辞め方」です。

3つ目:気持ちが落ち着いてから、改めて転職活動を始めればいい。

辞めた後は、まず休んでください。アルバイトで食い繋ぎながら、生活リズムと心の余裕を取り戻す。その状態になってから、初めて転職活動を冷静に始められます。最初から「冷静な転職活動」をすれば、私のような逃げ込み転職の失敗は避けられるはずです。

辞めることが怖いのは分かります。私もそうでした。ただ、辞めずに続けて先延ばしにしても、結局あなたは同じ場所に戻ってくるかもしれません。だったら、先に辞めて、傷を浅く済ませた方がいいのです。

そして、「辞めた方がいい」と分かっていても、実際に辞表を出す段階で詰まる人は多いと思います。ブラック企業では特に、有給休暇すら取らせない、辞めると言ったら引き留めにかかる、何かしらの嫌がらせをする、というケースが少なくありません。そういう状態で一人で辞表を出すのが難しいなら、退職代行サービスを使うのも現実的な選択肢です。

特に、未払い給与があったり、退職時にトラブルになりそうな雰囲気があったりする場合、弁護士法人が運営している退職代行サービスを選ぶと安心です。社会保険労務士や弁護士の資格を持った人が対応してくれるため、未払い金請求や慰謝料請求といった法的なやり取りが必要な場面にも対応できます。

私自身がブラック企業で消耗していた20代の頃は、退職代行というサービス自体が存在しなかった時代でした。もしあの頃にこういうサービスがあれば、無理な逃げ込み転職をせずに、もっと早く「とりあえず辞める」を選べたかもしれない、と今は思います。

無料相談だけでもしておくと、いま自分が取れる選択肢が整理されます。明日も同じブラック企業に向かう前に、まず一度、以下から話を聞いてみてください。

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