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Webマーケティング転職失敗談|スキルなしで入社→3ヶ月でバックレ退職

こんな転職はやめとけ

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スキルなしでWebマーケティング業界に転職したいけど大丈夫?
実際に転職して失敗したらどうしよう…。

そんな方に向けた記事です。私が経験したWebマーケティング転職失敗談をご紹介します。

こんにちは、おるんです。フリーランスWebマーケターとして働いています。今でこそWebマーケターとして働いている私ですが、ここまでの道のりは順調とは程遠いものでした。

20代後半で転職失敗したWebマーケティング職は、非常に苦い経験として今でも記憶に残っています。(今とは違う会社です)

この記事では、その失敗した転職のエピソードから、「こんな転職はやめたほうがいい」というパターンをご紹介します。前半で私の転職失敗の話、後半で「どうすればよかったのか」という対策の話をします。少し長いですが、最後までお楽しみください。

転職に失敗してお悩みの方は、次の記事も合わせてご覧ください。

参考:転職失敗して人生どん底の人が元気になるための記事【経験談あり】

転職はエネルギーを使うので、絶対に失敗したくないですよね。
私の話を反面教師にしてください…。

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憧れのWebマーケティング職に転職!

私がWebマーケティング職を目指したのは20代半ばのこと。当時に働いていた総合広告代理店での仕事がきっかけです。その広告会社は新聞広告やチラシなどの紙媒体を中心に扱っていたのですが、縮小する新聞広告業界の状況に危機感を抱き、Web系の商材に手を出し始めていました。

社員の平均年齢高めのその会社で数少ない20代だった私は、「若いから」という理由でWeb系商材の研究を命じられていました。

今では誰もやっていないであろう「被リンク販売」というブラックハットな手法をクライアントに提案しているうちにSEOに興味を持ち、「勉強のため」と自分でWebサイトを作ってみたりしていました。

Web系商材の販売によって、会社でそれなりに評価を得ることができていた私は、自分では「俺って結構いけるかも?」と勘違いしていました。そんなとき、某ゲーム会社のWebマーケティング担当募集の求人を見つけたのです。未経験でも挑戦できるという内容。

最高に調子に乗っていた私は、迷わず応募したのでした…。

あんなに辛い思いをすることになるとは、この時はまだ知る由もなかったのです…。

あれ、マーケティングってなんか難しくない!?

私が入社したのは、ゲーム会社のインハウスWebマーケターのポジション。その中でも、Web広告まわりの担当を任されました。前職が総合広告代理店ということでの配置です。

綺麗なオフィス、キラキラした仲間たちに囲まれて、楽しいWebマーケターライフが始まったのです。

ところが、働き始めてしばらくして、広告代理店の仕事とインハウスの仕事は大きく異なることに気づきます。

様々なWeb広告媒体会社から日々提案をもらい、費用対効果をシミュレーションして発注するかどうか判断。発注する場合は稟議書を作成して上長に承認をもらう。数十種類運用している媒体のレポートが日々バラバラのフォーマットで送られてくるので、それをExcelで集計して費用対効果を割り出す。などなど。

とにかく「判断」「稟議」「集計」の毎日。

「決断疲れ」という言葉があるとおり、意思決定を繰り返すのは、非常に神経をすり減らします。上長にお伺いをたてる「稟議」もまた、神経を使うもの。加えて、慣れないExcelによる集計です。

そんな日々が1ヵ月ほど続き、私の中に「こんなはずじゃなかった」という想いが浮かんできていました。

そして、毎日終電生活へ(それでも仕事は進まない)

わからないことだらけなのに、積み重なる仕事。一つのことが終わる前に、次の仕事が振ってくる…。

必然的に残業時間は増え、入社から1週間で毎日終電で帰るという毎日になりました。

Webマーケティング用語は覚えたけど、Excel操作はおぼつきません。なんと当時の私は、VLOOKUP関数すら使えなかったのです…。代理店から送られてくるExcelのレポートを、手作業で別のシートに貼り付けて列を合わせて、という仕事を延々と続けていました。

「考える時間を増やすために、ルーティンワークを圧縮または自動化する」ということを実践している今では、考えただけでも「なにやってるんだ」と思います。

Excelの使い方なんて周りに聞いてさっさとマスターすれば良いものを、当時の私は環境を変えるための努力をする余裕すらなかったのです。

終わる見込みのない仕事は本当に辛かった…。

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現実逃避の日々

いつまでも終わらない仕事が本当に嫌になり、入社から2ヵ月経つ頃には、もう転職を考えていました。もちろん、「キャリアアップしたい」というポジティブなものではなく、「現状から逃げたい」という一心です。

昼休みになれば転職サイトを見たり転職成功者のブログを読んだりと、目の前の仕事にまともに向き合えない状態でした。

ついに限界、バックレ退職へ

そんな日々を送っていたある朝、ついに私は精神的な限界を迎えます。入社からちょうど3ヶ月経ったくらいのことです。

その日の午後に予定されていた週次ミーティングの資料がまったくできあがっておらず、データの集計(手作業)から始めなければならない状態であり、どう考えても間に合わない。パソコンを開いた瞬間に絶望感に襲われました。

私が取った行動は、後先考えず、物理的に物理的にその場から逃げるという最悪なものでした。今入ってきたばかりのドアを抜けて、他の社員に合わないように非常階段から1階へ。そのまま図書館に逃げ込みました。

その後は一度も出社せず、会社には「体調不良のため退職させてほしい」と人事部のみに伝え退職しました。いわゆる「バックレ」ですね。今考えると、本当にひどいと思うのですが、当時はそれ以外に方法が思いつかないくらい追い詰められていたのでしょう。

それから失業手当をもらいながら再就職活動し、他の会社に入ることになります。バックレ退職のその後については、次の記事の「2社目」で語っています。そう、これが2回目のバックレ退職なのです…。

参考:会社をバックレるとどうなる?その後のリスクやデメリット【経験者が語る】

ちなみに、その次の転職にも失敗し、人生初の社内ニートになっています。この20代半ばから後半が人生のどん底だったかもしれません。その顛末は次の記事で紹介しています。

参考:社内ニートがIT業界に転職して年収を2倍にした話

※近年は「退職代行サービス」というものがあるので、こちらを使った方がトータルで見ればお得です。私のような「バックレ」は絶対やめましょう。

退職代行サービスについて詳しくは、退職代行サービスとは?利用シーンや注意点について解説をご覧ください。

バックレ退職は確かにあり得ない辞め方ですが、自分自身を守ることを最優先しましょう。壊れてしまっては終わりです。

私は結局、どうすればよかったのか

自分で読んでもひどいエピソードでしたが、当時の私はどうすれば良かったのでしょうか。

つまづいたポイントから見ていきましょう。

Webマーケティング用語がわからない

IMP、CTR、CPC、CPA、CVR、ROAS、ARPU…。

とにかくWeb業界は略語が多い。なんだよARPUって(アープと読む。しかもARPUとARPPUがある)。

前述のゲーム会社に転職する前に、書籍を読んだりして学んではいたのですが、言葉を覚えるだけでは意味はありません。やはり実際に運用したり実務に関わっておくことが大切だと思います。

はじめからインハウスWebマーケターになるのではなく、Web広告代理店に就職して経験を積むなど、戦略的に動く必要がありました。

Excelがわからない

VLOOKUP、SUM、IF、SUMIF、COUNTIF、COUNTA…。

Webマーケティング用語に続いて、こちらも英単語の羅列。

Excel関数ができるのとできないのでは、天と地の隔たりがあります。特にWebマーケティング職でExcel関数を使えないのは致命的です。何をするにも、とりあえずデータ集計から始まりますからね。

Excel関数を使えない私はどうしていたかというと、全て手作業。コピー元のExcelシートを開いてコピー範囲をマウスで選択、集計用のシートに貼り付ける、唯一使えるSUM関数で集計する、ということを繰り返していました。

Excelは、オフィスワークをしていればどんな職場でも使えるツールです。私も前職で使っていたのに、関数という便利な機能を知ろうとせずに過ごしていたのでした。これは、他の人を見ていても思うことなのですが、Excel関数の魅力に気づかずにいるケースがたくさんあります。私自身、その会社を退職しても、しばらくはExcel関数の重要さに気付けませんでした。

業界や商品に興味がなさすぎて判断できない

ゲームという未経験の業界。マーケティング担当という未経験の職種。

どのタイトルに注力すべきか、ユーザー獲得単価は適正か、広告費を回収できるのは何ヶ月後かなど、これまで考えたこともない種類の課題ばかりそして、上司も忙しいので、詳しいレクチャーを受ける時間もない。

そして気づいたのは、私自身がゲームに今後も興味を持てそうにないということ。興味のないもののことを真剣に考えるのは、いくら仕事だからとはいえ苦痛です。

加えて、もともと私は「判断する」ということが苦手でした。それまで働いていた広告代理店での仕事は、お客様に自分の売りたいメディアを無責任に提案し、お客様に「判断してもらう」という仕事でした。インハウスWebマーケターは逆の立場になるため、まったく異なる感覚が必要です。私は、その思考の切り替えに追いつくことができなかったのです。

「ぜんぜん興味のない自分が、さらに苦手な判断を行って、ユーザーや会社のためになるわけがない」そう考えると、いよいよ仕事をしているのが辛くなりました。

そして、逃げ出すことになったのです。

Webマーケティングの未経験転職は不可能ではない

今、私はフリーランスWebマーケターとして働いています。また、少し前まではシステム開発事業を手がける企業のインハウスWebマーケティング担当として働いていました。

当時苦労したWebマーケティング用語もExcel関数も、水や空気のような存在になりました。「判断」「稟議」「集計」も、何の苦労もなくこなしています。バックレ退職してまで逃げ出したかったあの頃が嘘のようです。

私がいま前向きに仕事に取り組めているのは、もともと在籍していた会社のマーケ部門に異動したということが大きいです。自社やその商品について、当事者意識を持つことができるため、苦しまずに仕事ができたのです。

さらにフリーランスになってからは、やったことのない仕事にも怖気づくことなくチャレンジできています。時には経営者に偉そうにアドバイスをすることもあり、「何様なんだよ」と自分にツッコミを入れることもあります。

会社員時代には、Web広告代理店に出向して実務を積むことができたことも、非常に大きな助けになりました。苦手だったExcel関数をはじめ、Webマーケティングツールやプログラミング言語を使いこなせるようになったのは、その時の経験が大きいです。

今も判断したり決断したりすることは苦手ですが、アクセス解析のデータや自社データなどを分析し、確度が高い(と思われる)判断ができています。

「業界や自社に精通すること」または「技術的に得意分野があること」のどちらかがあれば、未経験でもWebマーケターとして活躍することはできると思います。

Webマーケティングの「やめとけ」転職パターン

私の失敗の大きな要因は、業種と職種の両方が未経験での転職だったこと。

前述したとおり、私はゲーム業界というものに特別興味があったわけではありません。Web広告の仕事が、こんなにもスピーディで判断の連続であることも知りませんでした。何年も社会人をやっていて、Excelも使っていたのに、Excel関数をSUMくらいしか知りませんでした。

覚悟が足りないうえに情報収集不足、そしてスキル不足だったんですね。この中のどれか一つでも持ち合わせていれば、また違った結果になったのかもしれません。

これを読んでいるあなたも、「Webマーケティングって、なんとなくかっこいいし楽しそう」というイメージを持っているかもしれません。私もそうでした。

ですが、今一度自分自身を振り返ってみてください。「行こうとしている業界に本当に興味があるか」「Webマーケティング業界のことはよく調べたか」「必要なスキルは把握・習得できているか」。すべてが欠けているようなら、その転職はやめておいた方がいいかもしれません。

焦らず段階的にキャリアアップしていきましょう。

Webマーケティングの転職で失敗しないためにやるべきこと

これからWebマーケティング職を目指す人に私が伝えたいのは以下3点です。

前述の「業界への情熱」「Web技術の知識」「作業スキル」の深掘りになります。

業界をよく知ること(できればその業界で働く)

スキルが追いついていなくても、業界をよく知っている人は強いです。

アパレルで長く働いている人は、広告代理店のベテランWebマーケターよりもその市場について詳しいはずです。

業界に詳しければ、会社の置かれた状況を「自分ごと」として考えることができます。扱っている商品の単価や原価などを肌感覚として持っているため、検討している施策の効果があるかどうかも判断しやすいです。

どんな職種でもいいので、自分がその業界のことを「理解している」と思えるなら、未経験でインハウスのWebマーケターになることもできるでしょう。

Web技術のことを事前にしっかり学ぶ

Webマーケティングに携わるなら、最低限のWeb技術は理解しておきましょう。例えばWebサイトがどうやって表示されているか、広告によるコンバージョンはどうやって計測しているのか、リダイレクトって何?など。これらの仕組みや概念は、意識的に学ばなければ身につきません。

Webマーケティングは技術職ではないから、技術的なことは知らなくていいという人もいますが、それは違います。

例えば、マーケティングでよく使うフォームも、技術的なことを知らないために不備が起きやすいポイントです。外部のフォームを連携したときに計測ツールでコンバージョンが取れなくなったり、お客様の入力情報がデータベースに保存されなかったり、問題が起きたときに「何が起こっているのか」を想像できるのとできないのとでは、解決の速度がぜんぜん違います。Webマーケティングで必要な知識の勉強方法については、Webマーケティングの勉強方法をチェックしてみてください。

また、スクールに通うのも一つの方法です。Web技術の学習から就職サポートまで一貫サポートしているようなスクールであれば、私がしたような失敗も避けられるでしょう。

参考:なぜインターネット・アカデミーは30代スキルなしでも転職成功できるのか

Excelを自分の体の一部のように扱えるようになる(できればVBAも)

Webマーケティングの仕事ではExcelやスプレッドシートは必須アイテムです。

分析するデータは、基本的にはデータベースのような表形式になっています。Excelは、そのデータベース形式に慣れるためのツールとして最適です。

実務では、アクセス解析データの集計や、広告入稿データの作成など、関数やショートカットを駆使して作業することになります。関数はVLOOKUP、SUMIF、COUNTIFなど。統計系のCORRELやT.TESTなども使えると分析の幅が広がります。

生データをサクッと分析したい時は、ピボットテーブルが便利です。膨大なデータから、一瞬で傾向をつかみ取ることができます。

ショートカットも馬鹿にできません。セルの移動やシートの切り替え、ピボットテーブルの作成などは、マウスではなくショートカットを使うことで格段に作業スピードが上がります。(Excel中級者以上の人は、マウスはほとんど使いません)

さらに効率化したい場合は、VBAを使えるようになりましょう。VBAは、Excelに搭載されたプログラミング言語の一種です。記述しておけば、ボタンひとつでデータを集計したり、加工したりすることができます。

Excelはただのツールですが、作業に慣れているというだけで、余計なことを考えずに目の前の本当に大切な問題に向き合う事ができます。いざというときに作業で戸惑わないようにスキルを磨いておきましょう。

ちなみに、私はその後プログラミングを覚え、さらに爆速で仕事を終わらせられるようになりました。詳しくは、広告運用が激務でつらいならプログラミングで解決しよう【仕事が10倍速くなる】をご覧ください。

作業が苦ではない、というだけでなんとかなるものです。

まとめ

私自身の転職失敗経験から、「どうすれば未経験からのWebマーケティング転職を成功させられるか」という話をしてきました。

繰り返しになりますが、未経験からのWebマーケティング職への転職は不可能ではありません。

ただし、「業界への情熱はあるか」「Web技術を理解できているか」「Excelとは友達か」の3点を振り返っておきましょう。それらに不安があるのなら、少なくともWebマーケティングやExcel操作は「精通している」と言えるくらいに知識やスキルを高めておきましょう。

Webマーケティングの勉強方法は以下の記事で解説しています。

参考:Webマーケティングの勉強方法【未経験からプロになるための第一歩】

手に職を付けて自由なキャリアを手に入れよう

  • 将来について漠然とした不安がある。
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そう諦めていませんか?

あなたの行動一つで、未来はいくらでも変わります。私自身、Web業界に転職することで、場所や時間の自由を手に入れました。

ただし、未経験の業界にいきなり飛び込むのはギャンブルみたいなものです。転職の成功率をあげたいなら、プロに教わるのがセオリーです。

スキルや経験がないけどお金に余裕があるのなら、プログラミングスクールに通うのを検討してみても良いでしょう。多くのスクールは、無料でカウンセリングや体験授業を受けることができます。

以下の記事で詳しく書いたので、参考になさってください。

なぜインターネット・アカデミーは30代スキルなしでも転職成功できるのか

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