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ブラック企業の見分け方|求人内容や選考中で見るべきポイント

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就職活動をしているが、ブラック企業に当たってしまわないか心配…。
ブラック企業の見分け方があるなら知りたい。

そんな方に向けた記事です。

こんにちは、おるんです。20代で7社を経験した元ジョブホッパーです。現在は上場企業でインハウスWebマーケターをしています。

この記事では、求人票や面接、選考中のやり取りなどでブラック企業を見分ける方法を解説しています。

必死に就職活動をして入社した会社がブラック企業だったらやるせないですよね。私はこの感覚を嫌というほど味わってきました。この記事を参考にして、私のようにブラック企業に振り回される人生を回避しましょう。

記事の最後の方でも語りますが、万が一ブラック企業に入ってしまっても大丈夫です。必ずあなたが輝ける環境に出会えるはずです。

私もジョブホッピングの末に自分の進むべき道を見つけられました。

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ブラック企業の特徴

まずはブラック企業の特徴を振り返っておきましょう。

ブラック企業とは、「長時間労働を強いる」「残業代を払わない」「パワハラが横行している」など法令違反をしたり、過酷な環境での労働を強いる企業のことを言います。

主な特徴は以下の通り。

  • 残業が異常に多い(月45時間以上)
  • 残業代が出ない
  • 有給休暇が取れない
  • パワハラ/セクハラが横行している
  • 常に求人を出している
  • 離職率が高い
  • 罰金がある

どれか一つは当てはまる人も多いのではないでしょうか?

「残業代が出ない」とかは結構ありがちなブラックポイントですよね。

「罰金がある」というのは信じられないかもしれませんが、私の体験談です。売上目標が達成できなかった時に、部長クラスが1,000円ずつ取られていました。

こんなブラック企業に出会わないよう、見分けるポイントを解説していきます。

おるん
おるん

労使協定を結ばずに時間外労働をさせるのも、売上目標未達で罰金を取るのも、違法です

求人票でブラック企業を見分ける方法

まずは募集要項で見分ける方法です。

仕事内容や労働条件など、求人票にもヒントが隠れています。しっかり読み解いて、ブラック企業への応募を回避しましょう。

常に求人を出している

採用サイトやハローワークで、「この求人いつも出ているな」という企業を見ることはないでしょうか。

ブラック企業は人がすぐ辞めてしまうため、欠員補充のために求人を出すことが多いのです。常に求人を出している企業には要注意です。

ただし、急成長中の企業も常に人不足のため、求人を出していることが多いです。企業規模がそれほど大きくないのに、いつでも求人を出している企業には気を付けるようにしましょう。

成長しているかどうかは、上場企業ならIR情報などで確認しましょう。売上も社員数も伸びているなら、常に求人を出していても不思議ではありません。非上場企業の場合は、ウェイバックマシンでWebサイトの社員数の推移を調べてみると良いでしょう。方法は後述します。

みなし残業時間が長い

みなし残業とは、毎月一定時間の残業をしたとみなして、一律の残業手当があらかじめ支給されるというものです。例えば「みなし残業時間20時間」となっていれば、残業をしてもしなくても20時間分の残業時間が支給され、20時間を超える分については追加で残業手当が支払われます。求人情報では、給与欄に「○時間分のみなし残業代を含む」などと記載があることが多いです。

企業側からすれば追加で残業代を支払うのは利益を圧迫するため、できればみなし残業時間内で業務を終えて帰って欲しいはずです。つまり、みなし残業時間は、その企業の残業時間の目安にできるといえます。

ちなみに、月45時間を超える残業は労働基準法で原則禁止されています(36協定を結んでいない場合は、時間外労働自体が禁止です)。無いとは思いますが、「みなし残業時間45時間」などとなっていれば、「残業代は払いません」と言っているのと同じということです。気をつけましょう。

不自然なほどやりがいをアピール

「やりがいのある仕事です」「クリエイティブな仕事です」などとわざわざ求人情報に書いている会社も要注意です。社員のやる気につけ込んだ、いわゆる「やりがい搾取」を行う職場の可能性があります。

そもそも、仕事内容や募集条件に魅力がある会社は、わざわざ「やりがい」をアピールしたりはしません。他にアピールポイントがないからこそ、求人情報に記載しているのです。

アットホームさをアピール

「アットホームな職場です」という言葉も、ブラック企業が好んで使います。「やりがい」のアピールと同じく、他にアピールポイントがない企業が使いがちです。

私のいたブラック企業では、肉体労働をした後に社長からバナナやビールが振る舞われることがありました。それだけ聞けば「アットホーム」と感じるかもしれませんが、残業代は一切支払われませんでした。バナナやビールが残業代の代わりだったわけです。

「アットホーム」という言葉を隠れみのにして従業員から搾取する会社もブラック企業です。

選考中にブラック企業を見分ける方法

求人情報に応募し、選考中にもブラック企業を見極めるチャンスはあります。採用担当者とコミュニケーションをとる際も、気を抜かずに観察しましょう。

電話対応が悪い

応募した企業には、できるだけ電話をかけてみるようにしましょう。電話応対の品質によって、その会社の対外的な姿勢を測ることができます。
応対した社員の態度が悪かったり言葉使いが未熟な場合は、しっかりとしたビジネスマナー研修などを受けさせていない可能性があります。

社員教育にコストをかけないというのも、ブラック企業にありがちな特徴の一つです。人がすぐに辞めるため、「育てても無駄」という感覚が根付いているのですね。なので、電話応対がまともではないと感じる企業には気をつけましょう。

もちろん、ただ単に入ったばかりの新人が電話をとっただけという可能性もあります。判断材料の一つとして考えておきましょう。

また、電話応対については、応募者である我々も企業から見られていることを忘れてはいけません。こちらの電話スキルが未熟な場合、選考に不利になることもあるので気をつけましょう。

メールの返信が遅い

選考中のメールのやりとりにもヒントが隠されています。電話応対と同じく、その企業の対外的な姿勢が滲み出る部分だからです。

質問に対する返信が遅かったり、選考についての連絡がなかなかこなかったりする企業は要注意です。

採用担当者が激務で対応しきれないなど、その会社の状況を垣間見ることができます。

逆に、丁寧に返信してくれたり、定形文だけではない臨機応変なメール対応をしてくれる会社なら、お客様や従業員を大切に扱う意識の高い会社である可能性があります。

自腹で健康診断や資格取得をさせられる

内定してからの話ですが、自腹で健康診断を受けさせられたり、資格を取らされたりする会社があります。以前、私が働いていたブラック企業も、入社前に自腹で健康診断を受けさせられました。この時「あれ?」と違和感を感じたのですが、「もう入社が決まっているししょうがないか」と考えて受けました(自腹で健康診断を受けさせること自体は違法ではありません)。

ここから読み取れるのは、「社員の健康やスキルアップに投資する気があるか」という姿勢です。まともな企業なら、これから入社する社員に対しては、期待を込めて投資しますよね。

ネットでブラック企業を見分ける方法

インターネットに載っている情報からも、企業についてさまざまな角度から分析することが可能です。口コミサイト以外にも調べる方法はありますので押さえておきましょう。

口コミサイトで調べる

これは定番ですね。規模の小さな会社についても意外に詳細な情報が載っていて驚かされます。

口コミサイトを見るときに大切なのは、「中立的な視点で見ること」です。口コミサイトの書き込みは、その企業を辞めた社員が書いていることが多いです。辞めた会社に対しては、ネガティブな感情を抱く人も少なくないため、口コミサイト上の評価は低くなりがちです。

口コミサイトのコメントを読むときには、「事実なのか、個人の感想なのか」を見極めるようにしましょう。

5ちゃんねる(2ちゃんねる)などの掲示板で調べる

掲示板サイトでも、企業に対する口コミを探すことができます。

掲示板内を検索する際には、「サイト内検索」を活用して調べてみましょう。Googleの検索ボックスに「site:掲示板ドメイン 企業名」と入れて検索すれば、その掲示板ドメイン内の書き込みを検索することができます。

例えば「site:5ch.net ブラック企業」という感じです。

ちなみに私が働いていたブラック企業は、5ch内に企業名でスレッドが立っており、元社員や現役社員による生々しい悪口が多数書き込まれていました(大半は「わかるわかる」と頷ける内容でした)。

ただし注意したいのは、根も葉もない噂を掲示板などに書き込むことは名誉毀損になってしまう可能性があるということです。自分が書き込む側になるのはおすすめしません。

ウェイバックマシンで調べる

ウェイバックマシン(Wayback Machine)というのは、インターネット上に存在するさまざまなWebサイトをアーカイブしているサイトです。

企業サイトの過去のバージョンを見ることができるため、非上場企業の従業員数の推移を調べる場合に役立ちます。

いつも求人情報を出している企業は、人がすぐ辞めるという場合と、企業規模が急速に拡大している場合とがあります。そんなときにどちらか見極めるには、従業員数の推移を見れば良いのです。

従業員数が増えないのに常に求人を出している企業は、離職率が高い企業の可能性があります。

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面接でブラック企業を見分ける方法

口コミサイトなどで調べるよりも確実なのは、実際にその会社で働いている人に会うことです。面接を受ければ、さまざまな情報を手に入れることができます。

ここでは、面接時にブラック企業を見分ける方法を紹介します。

コロナ禍でリモート面接を取り入れている会社も多いですが、できれば実際に会社を訪問して面接を受けてみるようにしてください。

すれ違う社員が挨拶をしない

お客様に社員が挨拶をしない会社は、ブラック体質であることが多いです。社員教育が行き届いていないということと、対外的にどう思われたいかという視点に欠けている可能性が高いからです。

働いている社員が業務に追われ、お客さんへの関心を持てないほど疲弊しているという可能性もあります。

ブラック体質の会社は、社内の雰囲気も荒んでくるものです。会社訪問の際には、そうした雰囲気にも注意を払ってみてください。

エントランスや社内が「暗い」「汚い」

建物に入ったときに「暗い」「汚い」と感じるのも、ブラック企業の特徴です。挨拶と同じ理由で、「お客様や求職者からどう見られるか」ということに意識が向いていない、またはどうでもいいと考えている姿勢の表れです。

私が所属していたブラック企業も例に漏れず、社内の照明は常に消えており、いつも暗がりの中で仕事をしていました。「節約のため」ということだったので、社会的にはいいことなのかもしれませんが(社長が綺麗好きだったため、社内は常に掃除されており、「汚い」に関しては当てはまりませんでした。掃除をしていたのは私たち社員ですが…。→参考:【バナナは残業代に含まれません】私が体験したブラック企業あるある)。

面接時に現職や前職の給与明細を提出させられる

私のいたブラック企業では、面接の時に前職の給与明細を提出させられました。給与額を決めるために必要なのでしょうが、かなりびっくりしたのを覚えています。求職者のことを、そこまで信用していないのかと。

昔ながらの慣例で、給与を決定する段階で提出させるところはあるようなので、提出を求められたからといって一概にブラックとは言えないかもしれません。ただ、私の場合は採用の一次試験の段階で提出を求められました。今思えば、少しでも安く働いてくれる人を探していたのでしょうね。

採用試験の早い段階で給与明細の提出を求められた場合には要注意です。

深夜まで明かりが点いている

可能であれば、選考中の企業の夜の様子も見ておきましょう。深夜までオフィスに明かりが点いているような企業は、深夜残業が常態化しているのかもしれません。

時間がかかるので大変ではありますが、志望度の高い企業の場合は確かめておく価値があります。

もちろん業界によっては24時間対応するような業務もあるため一概には言えません。一般的なオフィスワーク主体の企業なら使える確認方法ですね。

それでもブラック企業に入ってしまったら

どれだけ気をつけても、ブラック企業に入ってしまうことはあるでしょう。ブラック企業は採用慣れしており、自社のブラックな部分を巧妙に隠しています。都内の一等地に社屋を構えていたり、自社ビルを持っていたり、担当者が人格者だったり…。表面的に印象が良かったとしても、安心してはいけません(全て私が所属していたブラック企業の特徴です)。

入社後でも間に合います。「おかしいな」と感じたら、すぐに逃げ出すことをおすすめします。人生の大切な時間を、ブラック企業のために使う必要はありません。たとえ1週間で会社を辞めても、良い転職先は必ず見つかります。

辞めたくても「怖くて辞められない」「収入が無くなるのが不安」という方もいるでしょう。そんな方は、私の体験談が何かの参考になるかもしれません。以下の記事もご覧ください。

こんな転職はやめとけ|私が3ヵ月で辞めた理由【Webマーケティング転職失敗談】

慣れない業務で長時間労働となっていた私が、バックレ退職をするまでの顛末を書いた話です。

他にもブラックなエピソードがありますので、少しずつ書いていきます。

ブラック企業を辞める場合には退職代行サービスを利用することをおすすめします。面倒な交渉ごとなどをすべて請け負ってくれるので、安全にスムーズに辞められます。詳しくは退職代行サービスとは?利用シーンや注意点について解説を読んでみてください。

まとめ

ブラック企業の見分け方について解説してきました。

求人票や面接などにも、ブラック企業を見分けるヒントが隠されています。

就職活動では、どうしても私たち求職者側の立場が弱くなりがちです。しかし、口コミサイトやSNSなど企業内部の声を入手できる機会もあります。情報で武装して、巧妙に隠されたブラック企業の尻尾をつかみましょう。

ただし、情報だけでなく、自分自身の感覚も大事にしましょう。ブラック企業と呼ばれる会社は、社員やお客様を大切にしません。オフィスの様子や電話応対には、そういった姿勢が滲み出るものです。よく観察し、ご自身の感覚的に受け入れられないような行動をとる会社には入社しないようにしましょう。

どんなに慎重に選んでも、本当のところは入社してみないとわかりません。たとえブラック企業に入ってしまったとしても、悲観することはありません。

前の方で語ったブラック企業を辞めた時、私は弁護士事務所に相談し、もらえていなかった残業代を取り戻しました。挽回するチャンスはいくらでもあります。食い物にされる前に、勇気を持って行動に移しましょう。

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